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<title>詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)</title>
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<description>冒頭著者は「詩は人のこころを解き放ってくれる力がある」と書いている。
本書を読めば、この一文の意味することに納得する。

音楽や詩を鑑賞するというのは、きまった手順や方法があって、こうしなけれ
ばな...</description>
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冒頭著者は「詩は人のこころを解き放ってくれる力がある」と書いている。
本書を読めば、この一文の意味することに納得する。

音楽や詩を鑑賞するというのは、きまった手順や方法があって、こうしなけれ
ばならないなどといったことはなく、自由に感じるままに反応すればよいのだ
けれど、本書を読めば、詩を読んでより広く、深く反応するヒントをもらえる。

ジュニア新書ということで中学生くらいを対象に書かれたものであろうけど、
大人の世界にはなかなかこういうすばらし本は見あたらないので、大人もぜひ
一度手に取ってみて頂きたいと思います。
ジュニア用に出版された本ではありますが、詩についてかなり深く
書かれており、内容はとても充実しています。
最初から丁寧に読まずとも、何気なくパラっと開いたページの詩を読んでも、
心に残る詩がとても多く、本のレベルの高さがわかりますね。
茨木さんの解説は読みやすく、ジュニアの方々にも理解しやすいでしょう。
平易に分かりやすく書く、というのは簡単そうで実は難しいことなのです。
茨木さんの愛情を感じる文章です。

私は個人的に、詩と呼べる詩が最近少なくなったように思っていました。
でも、この本の中には本当の詩があります。
読んでいるうちに、眠っていた詩心が揺り動かされるような感覚を
覚えました。アマゾンの書評を読んで、購入しました。しばらく本棚にありましたが、たしかに一気に読む本ではありません。思い出したときにぱらぱらと詩をめくりゆっくり味わう時間（習慣）？がありませんでした。もしかしたら私がまだ人生経験が浅いか、感性が発達していないのかもしれません。老後などにじっくり読んだらきっと感動できるかもしれません。ただ、ジュニア文庫だからといって、簡単な内容ではないことは確かですし、内容のレベルが高いことも確かです。日本人の詩に興味がある方には、ぜひお勧めします。所詮ジュニア新書だと侮ることなかれ。
30年近くも前の時代遅れの本だと見限ることなかれ。

これはかなりの名著です。
やさしいことばで、詩というものの本質をくっきりと浮かび上がらせます。

技術的なことや形式上の問題など難しいことはほとんど扱わずに、茨木さん自身の選んだ詩をひとつひとつ丁寧に紹介していくだけの本なのですが、詩の持つ美しさや力や可能性の深さが自然とそこからあふれ出してきます。
下手な解説書や学術書を読むよりも、はるかに容易にそしてより深く詩の世界を感じることのできる良書だと思います。

また本書の中で挙げられた詩はどれも茨木さんが大切に摘み取った珠玉の作品ばかりなので、これらの詩にいっぺんに触れることができるだけでも、読む価値は十分にあります。
心に響く詩や、何度も口ずさみたい詩がたくさん見つかることでしょう。

こればかりは実際に読んでもらわないと解説のしようがありませんね。
ゆったりと本を読める時間を作って、たっぷり贅沢に本書を味わってもらいたいと思います。 詩は仲介者なしに自分の心で読むもの味わうものという人が多い.しかし、感動するものに会えばそれを人に伝えたいように、好きな詩は人にも勧めたい.この本では、一流の詩人が、忘れがたい詩を詩人の感性と言葉で紹介してくれる.言葉の背景にある詩人の感動が、行間を通して読む者にも伝わってくる.ジュニア新書の中から偶然みつけたこの本は宝物のような本だった.この本が四半世紀以上も前に出版されて、60版を重ねて、いまも愛されているのがよくわかる.何でいままでこのような本があることすら知らなかったのだろうと後悔した.
 著者である詩人は、詩を紹介する文がとてもすばらしい.私はご本人の詩に若い時から傾倒しているが、他の詩人や詩を紹介する著書も大好きだ.この本が好きな人には、「うたの心に生きた人々」もおすすめ.
 なお日本の詩には「哀」に傑作が多く、「喜」や「楽」にもみるべきものがあるが、「怒」の部分が海外にくらべて非常に弱い（151頁）という著者のことばに、この詩人のめざすものが表れているような気がした.

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<title>戯曲 毛皮マリー・血は立ったまま眠っている (角川文庫)</title>
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<title>自分の感受性くらい</title>
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<description>詩集など余り読まない自分だが、茨木さんの詩集だけは幾つか愛読している。表題作の「自分の感受性くらい」には、読む度に何と云うか襟を正さしめる気迫を感じさせられる。「初心消えかかるのを／暮しのせいにはす...</description>
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詩集など余り読まない自分だが、茨木さんの詩集だけは幾つか愛読している。表題作の「自分の感受性くらい」には、読む度に何と云うか襟を正さしめる気迫を感じさせられる。「初心消えかかるのを／暮しのせいにはするな／そもそもが ひよわな志しにすぎなかった／駄目なことの一切を／時代のせいにはするな／わずかに光る尊厳の放棄」。また、昭和天皇の有な発言「そういう言葉のアヤについて／文学方面はあまり研究していないので／お答えできかねます」に想を得た「四海波静」も、言葉を弄ぶ者とそれを許す者への静かなしかし厳しい批判に満ち満ちて、印象に残る。以前から気になっていた本書を見つけ
「自分の感受性くらい」をさっと見てみた．
ほんの一瞬．
筆者の精神が鋭く迫って，一気に感情を揺さぶられた．
あまりにふいの出来事だったので，涙がこぼれそうになり
感情の波を止めるように，すぐに本を閉じた．

この詩集は愛と呼んでいいもので満ち溢れている．
そうでなければ，「ばかものよ」と言われて
母親に包み込まれた気持ちになり，涙が出るはずが無い．

自己批判の精神を忘れかけた今の時代だからこそ，読み継がれていくべき本だと思う．怪我をして入院、仕事をやめようかどうか自分で決められないほど落ち込んでいたときに会社の先輩に紹介してもらったのが茨木のり子著「自分の感受性くらい」でした

「ぱさぱさに乾いてゆく心をひとのせいにするな・・・」などなど

出来なかったことを何かのせいにすることはありがち。

人は色んなあたりまえを忘れてしまって、感性を粗末にしてはいないということを作者のまっすぐな言葉で投げかけてきます

落ち込んでいるときにこそ触れてみるべきだと思う一冊ですこの詩が嫌いだ。忘れてしましたい、誰かのせいにしてきたことをこの詩が呼び起こす。自分でも分かっている自分の足りない何かのせいであることを・・・なのにこの詩は遠慮なしで自分の前に自分を立たせる。さぁ、己を見よ。そして、「ばかものよ」と言われ、涙がこみ上げてくる。あなたにとっていい事ばかり言う人だらけならこれを読むといい。 時代はひどいことになっている、という。いや、いつの時代でも、為政者やマスコミ等は、人の感受性を攻撃してきた。 けれども、人は、生きていかねばならない。そして、生きていくなら、感受性だけは、強く、しなやかに。 やむことのない、執拗でいやらしい、感受性に対する攻撃。感受性の曇った人たちが増えた方が都合が良い、という人が、たくさんいるからでしょう。 短い詩だが、座右に置きたい。
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<title>倚りかからず (ちくま文庫)</title>
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<description>研ぎ澄まされた言葉が、不思議な間合いで連なり、
まるで文章のように、音声のように
意味深く重く語りかけてきます。
今日の私に最も響いたものは、「木は旅が好き」
根を張り、栄えるどんな木も、その種はど...</description>
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研ぎ澄まされた言葉が、不思議な間合いで連なり、
まるで文章のように、音声のように
意味深く重く語りかけてきます。
今日の私に最も響いたものは、「木は旅が好き」
根を張り、栄えるどんな木も、その種はどこからか運ばれてきたと言う
当たり前のことに。
旅、旅ですね。

この詩集の中で一番好きな詩は『ピカソのぎょろ目』です。
茨木さんが生前、バセドウ氏病だったことが書いてあり、
バセドウ氏病の私にとって親近感がわく詩でした。妙に納得してしまう仮説の詩。

美術史の専門家にピカソはバセドウ氏病だったんじゃないかと聞く
熱の入れっぷりにユーモアを感じて
同じ病気の私まで一緒に謎を解いて戦っているような気がして好きでした。

『倚りかからず 』に関しては是非、読んでみてください。
その力強い言葉と、その後の力の抜けようの落差が面白い詩だと思います。
そして、その言葉に感動します。

全体を通して思ったことは、チャーミングで素敵な方だと言うことです。
装丁も蝶が美しくてプレゼントにも喜ばれる一冊だと思います！おすすめです。茨木さんの詩を読むと、いつも背筋がピンと伸びる思いがします。
真面目な言葉だけを並べているのではないのに、心は強く励まされているようです。
人はひとりでは生きていけないから、あるときは養ってもらったり、あるときは助けてもらったりする
ものですが、精神的にはべたーっともたれかかることなくじぶんの足で立っていたいし、立っていて
いいのだと思うことができました。
解説を書かれた山根さん同様に、私も茨木さんの「志」を受け継ぐ者でありたいと思いました。
暖衣飽食の時代をただよう今日の日本人に宛てた茨木さんの「白鳥の歌」。読む度に襟を正されるものを感ずる。中田英寿を詠んだ「球を蹴る人」と山根基世さんの解説文も佳品。座右に置いて何度も読み返したい一書です。 何事も、上手くいかないと人や思想や権威やら何でもいいからすがりたい思いにかられる。

 しかしこの詩は、自分の目と耳、足と手があれば不自由なことは無いと語りかける。最後に「倚りかかるとすれば背もたれだけ」の締め括くりはユーモラスであり、また何となく心が和んでくる。
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<title>吉野弘詩集 (ハルキ文庫)</title>
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<description>吉野弘の美味しい所を集めた本で、これ1冊で教養としては充分かと思います「夕焼け」「生命は」は、最近まで教科書に採用されていました個人的に、「雪の日に」は『幻・方法』から取材してほしかった哲学的な「幻...</description>
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吉野弘の美味しい所を集めた本で、これ1冊で教養としては充分かと思います「夕焼け」「生命は」は、最近まで教科書に採用されていました個人的に、「雪の日に」は『幻・方法』から取材してほしかった哲学的な「幻・方法」も載せてほしかったしかし、「四つ葉のクローバー」は初めて読んだので収穫でしたいい本です、かなり。初めて詩集というものを買いました。短い文章の中で、端的に自分の感情や見たものを表現するのは難しいことです。文章力や表現力の勉強になりました。
「そんなこともあるのだろう 他人には見えて自分には見えない幸福の中で 格別驚きもせず 幸福に生きていることが 『虹の足』」この詩人大好きです。僕はこの詩は音楽から入ったのですが、いいようもない感動を経験したからです。

その経験は、日本の大作曲家の故人高田三郎氏が、吉野氏の詩に曲をつけた合唱組曲「心の四季」を聴いたときが更にそうでした。特に「風が 桜の花びらを散らす」と始まる詩の、人は見えない時間に吹かれている、という人生の儚さをうたうことばは非常に美しく、またそれを現に浮かび上がらせたのが高田氏の音でした。

そこから思うに、吉野氏のつむぐことばというのは、音楽にすれば旋律の美しさの中に、儚さや生きるたいへんさをしのばせさせるような、世界なのだと改めて思うわけです。日本語の響きを大切にし、抒情的な美しさが心にしみます。

安易なことばがなく、丁寧に選ばれたことばの世界です。

ちなみに上の詩は中島美華が歌う「桜色舞う頃に」の詞を作った女性に、大変なインスピレーションを与えたと思います。詩の構成が彼女の詞に活かされているからです。全体的にやわらかい。難解な語句はほとんどなく、容易に読むことができます。それでいて、谷川俊太郎とは違った感覚で、日常に潜む、奥深い感慨をしっかりと味わうことができます。一度、詩集でも読んでみようかなと思っている人にもお手軽な一冊です。 結婚式の祝辞でこの詩集から詩を読んでくれた友人がいました。  「祝婚歌」という詩です。「二人が仲睦まじくいるためには 愚かでいる方がいい 立派すぎない方がいい」で始まる、この歌は、これから結婚する人にとっては結婚というものが何なのか、結婚している人にとっては自分の結婚を振り返るいいきっかけになると思います。 この本の他の詩もいいけれど、この詩をもう一度かみしめてみたかったので、この本を手に入れました。
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<title>おんなのことば (童話屋の詩文庫)</title>
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<description> 度肝を抜かれる措辞「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」こんな言葉が女の詩集に登場する。
 凛としている。勇気づけられる。 一方、忘れかけていた優しさを思い出させてくれる。
触れられたくな...</description>
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 度肝を抜かれる措辞「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」こんな言葉が女の詩集に登場する。
 凛としている。勇気づけられる。 一方、忘れかけていた優しさを思い出させてくれる。
触れられたくない部分に光を当てる。強く厳しい視線で生きる強靭さを奮い立たせてくれる。
「ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにはするな」この口調はどうだ。小気味のよい痛みをくれる。本書は茨木のり子六冊の詩集から選んだアンソロジー。 
 甘いのどかな気分で女流詩人に寄り添うものなら、強く、胸をゆさぶられ、叩き、突き刺される。その言葉づかの厳しさはどうだ。翻ってその詩句をもう一度読み込むと、その痛みもどこかあたたかくて小気味がいいものになってくる。 
 「人間は誰でも心の底に しいんと静かな湖を持つべきなのだ」   
今年の10月、母へ誕生日プレゼントとして贈りました。
茨木さんの詩で一番好きだと言っていた「知命」が入っている本を探し回ったところ、この本に出逢いました。
もちろん、他の本だって見た目は良いのですが、「おんなのことば」と書かれてあるとおり、女性向けの本で、デザインはすてきだな〜と思いました。

実際母は病院の待合室で待っている間に読んでいるそうで、コンパクトだし、可愛らしいデザインの本だととても喜んでいました。感受性がゆたかってこういう人の感覚のことを言うのでしょう。
読後のこのこころのざわめきは何でしょうか。
詩の魅力、言葉の力、著者の
「他のものを じっと  受け止める力」
音読して自分自身に読み聴かせました。  『女がひとり頬杖をついて』の後書きで引用されている茨木さんの金子光晴さんへのオマージュが素敵でした。《皆にはまだはっきりとは意識されていないけれども、この人の存在そのものが、日本を深いところで支えている大きな手の一つであることを、時は次第に解明してゆくだろう。この人ほど人間を深いところで愛し、日本人を底深いところでいとおしんでいる人も稀なのだ》というのがその文章でしたが、これはそのまま茨木のり子さんにもあてはまると思いました。
 『自分の感受性くらい』はもちろん大好きですし、『一人は賑やか』の
一人でいるのは賑やかだ
誓って負けおしみなんかじゃない 
一人でいるとき淋しいやつが
二人寄ったら なお淋しい
 なんてところも好きです。学校というものから縁遠くなると、一部の人以外は生活の中に
「詩」という存在は無いに等しいのでは？
読書好きの私でも詩集をひもとくなんて何十年ぶりでしたが
内容も勿論、装丁も素敵で素らしい。
自分の感受性の維持って何歳になってもむつかしい…
落ち込んだ時、さりげない可愛らしいこの詩集を手にとって
ガツンではなくコツンと叱られるよな、奥ゆかしい優しさで包まれるよな
元気な時は後押ししてくれるよな、謙虚さも忘れるなとたしなめてくれるよな
そんな真のビューティフルな１冊です。
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<title>詩の力 (新潮文庫)</title>
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<description>初出は毎日新聞社であり、同社記者による聞き書きの１冊。同じ手法で単行本化された『日本近代文学の名作』と同様に格好の日本近現代詩入門となっている。
本の「作り方」としてはお手軽には違いないが、やはり大...</description>
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初出は毎日新聞社であり、同社記者による聞き書きの１冊。同じ手法で単行本化された『日本近代文学の名作』と同様に格好の日本近現代詩入門となっている。
本の「作り方」としてはお手軽には違いないが、やはり大吉本の魅力には抗し難いと評者には思われた。かつて、一般紙には絶対出ないと断言していた吉本だが、こうした「転向」にも倫理的なリゴリズムから脱却したのであろう（やや皮肉）。

「ネオコン」鮎川信夫との盟友関係や、吉増剛造への高い評価は当然だが、宇多田ヒカル、俵万智に対しても一定の評価を与えているところが吉本流だ。
吉本自身が、不器用なまでに倫理的な主題を持っていた詩人ではあったのだが、谷川俊太郎と谷川雁、塚本邦雄と田村隆一が並ぶ結構は刺激的である。

永瀬清子を高く評価するスタンスも「サヨク」的にはどうなるのだろう。全く自在な境地に遊ぶ詩人吉本の面目躍如といったところか？ 
評者は田村隆一の「明日になれば死ぬ言葉」と鮎川の「繋船ホテルの朝の歌」とともに永瀬の「諸国の天女」を深く愛するが、吉本はその長い詩人としての、また思想家としてのキャリアのなかで、詩作品に対する評価を変えてきたのではないだろうか？ その経緯（そんなものがあるとすればだが）はよく知らないが、詩どころか言葉に対する緊張感がまるでなくなってきた現代、吉本のややアナクロな視点が却って新鮮であり、瞠目して読まざるを得ない。
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<item rdf:about="http://bb-book032.book-company.net/detail/08/4887470371.html">
<title>二人が睦まじくいるためには</title>
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<description>私が結婚する頃には不勉強なため、吉野弘さんを知りませんでした。
子どもがだんだんに巣立ち始めた現在、この詩集を手にとってみると、感慨深いものがあります。
また、先日、折に触れてお導きいただく大先輩ご...</description>
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<![CDATA[
私が結婚する頃には不勉強なため、吉野弘さんを知りませんでした。
子どもがだんだんに巣立ち始めた現在、この詩集を手にとってみると、感慨深いものがあります。
また、先日、折に触れてお導きいただく大先輩ご夫妻にお目にかかりました。
結婚されて四十年以上経つお二人ですが、培ってこられた家庭や夫婦の絆を思うと、『二人が睦まじく
いるためには』と重なるものを私は感じました。
新婚さん向けだけの詩集だと思っているともったいないですね。
私たち夫婦も、これからの日々を睦まじく暮らしていきたいと思っています。9月21日に愛する主人が42歳という若さで他界しました。
その葬儀の挨拶にて主人が愛してやまなかったこの詩を読ませていただいて挨拶にかえさせて頂きました。
その後、この詩が素晴らしかったとたくさんの方から申され、教えてほしいと言われました。この詩は付き合い始めた頃、主人からプレゼントされ 結婚式のビデオにて敬愛する恩師の奥様がご自身のお宅の縁側に座り、この詩を日向ぼっこをしながらゆっくりゆたかに読んで下さっていました。
「あー、このような詩の世界のご夫婦なのだろうなあ。素敵だなあ♪」と思ったものでした。
その時点で奥様はご人を亡くされていたのですが・・・。今度は私が同じ立場で読ませていただくことになってしまいました（ただ年月は雲泥の差がありますが）。
お祝いの席でも葬儀の席でも 普遍的に心に入ってくる詩であると思います。吉野弘の視点は優しく、時として繊細すぎる。 
長い間、病気と共に過ごしてきたためだろう。 

治らない病気に対する不安 
治れない自分に対する自己嫌悪 
整理のつかない胸の内に苦しめられる中、 
それでも自分を支え続けてくれる周囲に 
素直な感謝の気持ちが沸いてくる経験。 

少し考えすぎているような詩が多いのも 
闘病生活が背景にあるのだろう。 
病気はいやおうなく自分の体、自分自身の奥底へと心を閉じ込めていく。 

冒頭の「祝婚歌」が飛びぬけて心に響くのは 
堅い殻に閉じこもった結果生まれる技巧を超えて 
さらにその先の、乳白色の外殻を打ち破り、透明な世界へ自らを解き放ったとき初めて眼前に現れる、周囲の人々への、
生きていることへの素直な感謝の気持ちが、すっと自然に表出しているからだと思う。 

立派過ぎないほうがいい。 

完璧をめざさないほうがいい。 

生きていることのなつかしさに 
ふと 胸が熱くなる 
そんな日があってもいい 
そして 
なぜ胸が熱くなるのか 
黙っていても 
二人にはわかるのであってほしい語ることにより意味を主張しながら「無言」を優しさとして礼賛する、というのはナンセンスである。一方、有言詩人が優しいのなら、取り立て無言を礼賛する必要もあるまい。音としての詩を発しているだけ？ だったら無意味な語の羅列があるはずだ。
ほとんど〜人間界に完全はないから、ほとんど〜が「夕焼け」の主人公のような人物から成る社会はどのような社会だろうか。おぞましくないか。
要するに詩人が描いたのは「少数派」である。少数派が無言だと悲惨なことになる。この詩が意味を伝えているとすればそこである。この詩は悲惨を悲惨のまま描いている。この態度はリアリズムであり、詩人がそれを傍観していたという点を除いても、「優しさ」と言えはしない。
この詩は(大部分の読み手の読みに反して？) たとえば義務教育で教えるべき「問い」を示唆している。「これは○であるか」「○は誰もが避けたいと思うか」「○にならないためにどうすべきか」「あえて○を選ぶとしたらどんなときか」「○に陥った人にどう対処すべきか」(○は「悲惨」でも「少数派」でも問いは成立する)「社会人にはどのような能力が必要か」「政治の基礎とは何か」を問うという道徳である。教育とは問い方を教えることであって答えを教えることではない(という道徳を教えることではある)。
多様な解釈こそ文芸の醍醐味である。文芸は芸術の一種であり、文芸でない文章は論述である。学者は論述が仕事だ。文学者(文士詩人ではない)であれば、地の文は論述である。論述に多様な解釈は許されない。「夕焼け」に対する毀誉褒貶は読みの立場による。つまり芸術・論述・道徳で全く異なる。詩人や主人公を「優しい」というのはブンガクだが論述ではない。この詩は文士詩人およびブンガク解釈を道徳として学んでしまう勘違いだが愛すべきブンガク愛好大衆ムラと、道徳嫌いな学者ムラを分ける、ガラスに書いた書き割りのような存在である。
 タイトルの『二人が睦じくいるためには』は、本書の冒頭に収められた「祝婚歌」の最初の一行からとられています。吉野弘さんの詩の花束から32編を選び、最後に、「祝婚歌」に寄せた茨木のり子さんの文章を載せて。それがポケットサイズの詞華集である本書です。 吉野弘さんの誠実で真摯なお人柄やあたたかくて澄んだ眼差し、それが行間から立ち上ってくるような詩だなあと、久しぶりに読み返してあらためてそう感じました。 満員電車の光景を描いて胸がぎゅっと締め付けられるような「夕焼け」もいいですし、英語を習い始めて間もない弘少年と父親との会話に切ない気持ちにさせられる「I was born」も印象に残ります。 でも、何度読んでも「これはいいなあ。素敵な詩だなあ」と思うのは、冒頭の「祝婚歌」という一編。海原に朝の光がすっと射し、あたたかな光で満たされていくような、そんな味わいにしみじみとさせられる詩です。 本書に収録されている詩のほかにも、吉野弘さんの詩、素敵な作品がまだまだあります。吉野弘さんの詩をもっと読んでみたくなった方には、花神社刊行の『花神ブックス２ 吉野弘』を手にされることをオススメします。吉野さんが、谷川俊太郎さんや大岡信さんを始めとする「櫂」の仲間と同席した時の写真や、ふたりの娘さんや御夫人と写っているスナップ写真も見ることができますよ。
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<title>茨木のり子詩集 (現代詩文庫 第 1期20)</title>
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<description>茨木のり子さんの詩を、初めて知ったのは、「汲む」でした。詠む、というより、目にしたとたんに涙しました。その時に、茨木のり子さんという詩人を始めて知りました。書店に行き、詩集を見つけることが出来…、こ...</description>
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茨木のり子さんの詩を、初めて知ったのは、「汲む」でした。詠む、というより、目にしたとたんに涙しました。その時に、茨木のり子さんという詩人を始めて知りました。書店に行き、詩集を見つけることが出来…、この詩集を手にしたのは、もうかなり前のことになります。けれども、何度、手にしたことでしょうか。ボロボロになった詩集を、今でも、私は、手にします。姪っ子へ贈るものとして、今回、注文いたしました。言葉の贈り物、というのは難しいものですが…茨木のり子さんのことばは、きっと、忘れることはないものとなるだろう、と選びました。
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<title>寺山修司少女詩集 (角川文庫)</title>
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<description>何気ない文体の詩集。しかし、グイグイ惹きこまれる。他の作品もGETしたいと思った作品。

P.１４４のハート型の思い出を読んで印刷ミスだと思い、クレームつけようかと、思って、後の詩もチェックしていた...</description>
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何気ない文体の詩集。しかし、グイグイ惹きこまれる。他の作品もGETしたいと思った作品。

P.１４４のハート型の思い出を読んで印刷ミスだと思い、クレームつけようかと、思って、後の詩もチェックしていたら、回文の様なスタイルであり、文章全体がハート型である事に気づいた。これって俺だけ？ けむり。
 ひすい。
 あなたへのてがみ。
 これらはみんな彼の言葉です
 でもこれらの言葉は人生の苦渋を知らない男が
 書いたようなのです。

 だからこそ僕は歌ったのだ、せめて言葉の宝石で、二人の一日を、飾るために
 そこにあるのは瑞々しいジュブナイル。いじらしさ。言葉のむなしさ。
 なんでだろうか、好きになる言葉の数々です。

 僕がまだ人生の苦渋を知らなかったころ
 地平線、一本の黒髪、海、僕のマリー、彼の中に、私は彼を見た。

 退廃的かと思えば、寺山修司は少女のようでもある。

 読んだ瞬間に、「なんて可愛らしい小父様かしら」と、

 本気で思った。
私が詩集をきちんと読んだのは、本作が初めてでしたが、寺山修司が初めてで本当に良かったと思いました。数々のすばらしい詩の言葉に圧倒され、何度も感嘆し、何度も涙ぐみました。これからこの本を読む人は、わき目も振らず寺山修司の世界に入り込んでみてください。きっと、感動を得ることができるでしょう。
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<title>倚りかからず</title>
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<description>『倚りかからず』というタイトルに吸い寄せられて、思わず手にとり、
パラパラめくったあと、コレだ！と確信してレジへ走った。

あれから数年が経ったが、この詩集を開くたび、「よし！」と決意する。
まっと...</description>
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『倚りかからず』というタイトルに吸い寄せられて、思わず手にとり、
パラパラめくったあと、コレだ！と確信してレジへ走った。

あれから数年が経ったが、この詩集を開くたび、「よし！」と決意する。
まっとうな魂を持って、この人生を生き抜くぞ！と思うのだ。

この１冊には、縮こまった心を柔らかく潤して、
すっくと立たせる力がある。

文庫で読むのもいいが、ハードを購入して大切に持っておくのもいい。
たぶん、人生道中、何度も開きたくなると思うから。 インターネットがはびこる時代に有っても、そんなことお構いなしに山門の奥で、丁寧に詩を書く。もちろん、丁寧に生きている。屹然とした立ち姿を想像させる詩を書く。茨木 のり子さんの詩は、どれを見ても「甘さ」は無い。が、「優しさ」は有る。もう、何事にも「倚りかからず」なのだ。そんな必要がどこに有る？ そんな当たり前のことを忘れている私たちに、警鐘を鳴らすのが詩人なのかもしれない。それも、静かにね。誰を信じて、何を信じて生きていけばいいのか、迷った時に、この詩集を開くといい。道は、そこに有るかもしれない。  茨木のり子の「椅りかからず」を読んだ。  その椅りかからずの一篇を読むことができただけで意味があった。  私の背に手を触れ、丸まった背筋をぐっと伸ばしてもらったような感覚。  自分を信じなくては  しかし、力をこめず  気に入りの椅子に椅りかかるように  自分にふっともたれかかってみるといい  そう、私には伝わった。 詩集をパラパラとめくる時、言葉の美しさに感じながらも、世代の差に気づいて身を引いてしまう。  褪めてしまう。  その感覚が起こらないことをどこかで願いながら読んだ。  それはとり越し苦労。  疎開、国歌、八木節  私と違う言葉があっても何も感じない。  取るに足らないこと。  それは押しつけないから  何も求めないから そのあいまいな距離感がこの詩集の気に入っているところ。
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<title>深呼吸の必要</title>
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なぜだかそのときだけ目を引いてスクラップしておいたのがこの本。
いざ自分の手元に届いてみたら
紹介写真よりも何倍もきれいな色をした表紙にまず...</description>
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いつもはなんとなく読み飛ばしていた雑誌の本紹介コーナーで
なぜだかそのときだけ目を引いてスクラップしておいたのがこの本。
いざ自分の手元に届いてみたら
紹介写真よりも何倍もきれいな色をした表紙にまず心が和んだ。


きれいな黄色、水色、ピンク色、文章には深緑を。
そしてなによりも感動したのが表紙カバーを外した状態が
きれいに織られた布張りだったこと。
久しぶりに布張りの本を見て、とてもうれしかった。


中に丁寧におさめられた詩はどれもすんなりと心に落ち着く。
まさに心の深呼吸が必要だったわたしにぴったりの１冊だった。
ちなみにいちばんすきな詩は「贈りもの」。
すべてひっくるめてこの本自体が贈りものという
やさしさに満ちあふれている気がする。この詩集に出会ったのは、かれこれ２０年ほど前だったか。当時、マガジンハウスから出ていた「鳩よ！」という文芸雑誌で、これまた当時アイドルだった斉藤由貴によって紹介されていた。
たまたま図書館で目につき何気なく手に取った雑誌。また斉藤由貴にも興味はなかった。
が、その詩にいきなり、ぐっ！と引きつけられた。
すぐさま購入した。しかも、全編、奇跡的と言っていいほどの「珠玉」だった。
詩を敬遠する人は、その大げさな表現に辟易するとこともあると思うが、これは平易な言葉で綴られている。そして、だれもが思い当たるような「何気ない1シーン」から、記憶の細い糸をたぐらせる。
あまりによかったので、何冊か人に押しつけた。そのたびにまた買った。そんな記憶も懐かしい。
ほんとうに名作ですよ。不朽の、という表現を付け足したいくらい。同名タイトルの映画を観たのが きっかけで、この本を手にとった。 後記にある「言葉で深呼吸する」をもじれば、   言葉で散歩する といった感じの詩集。いつも観る景色の散歩。 いつも一緒にいる自分の中への散歩。 読んでいると、 ああ、大人になることができたんだな ああ、大人になってしまったんだな と嬉しいような寂しいような気持ちになる。 でも、いつかまたこの本を開いたら、 きっと今とは違う何かを考えながら、 今と同じ想を持つのだろうと思う。あのときかも知れない。一番最初にこの詩を読んだのは、森瑤子さんの小説”秋の日のヴィオロンのため息の”引用されていたためです。それまで詩なんて縁のないものと思っていました。この詩は、私たちが子供から大人になったのはいつだったのか、子供の頃の記憶をよみがえらせてくれます。そして早く大人になりたいと思っていた子供の頃が懐かしく、大人になってしまったことがなんだか少し寂しく切なくなってくるのです。秋の日の・・・の主人公も言っていますが、自分が思っていて言葉に出来ないことを優しい言葉で正確に言い表してくれています。いつのまにか、この詩風景に自分が入り込み、子供になって、大人たちを眺める自分に気がつきます。タイトルに惹かれて何気なく手にしたこの詩集が私と長田氏を引き合わせてくれた初めの一冊だった。

一頁一頁をゆっくり手繰り寄せてゆくと文字通り言葉を深呼吸するが如くするりと心のささくれに染み入り、帳簿が綺麗になっていくのを感じた。

以来、ほんの少し 立ち止まってみたい時、ただ緩やに呼吸を繰り返したい時に決まってこの詩集を開く。 そう、心の水平線を眺めるようにして。

戻ることの出来ない「遠く」へ来てしまった大人達に、深呼吸を必要とするすべての人に、是非ともお薦めしたい。
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<title>親から子へ伝えたい17の詩</title>
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<description>親になって読むと、心にじんわりと染みてくる詩集です。
自然と涙が出てきます。
子供にも、ぜひ読んで欲しい本だと思いました。
普段口ではうまく伝えられない親の気持ちが、少しはわかってもらえるような気が...</description>
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親になって読むと、心にじんわりと染みてくる詩集です。
自然と涙が出てきます。
子供にも、ぜひ読んで欲しい本だと思いました。
普段口ではうまく伝えられない親の気持ちが、少しはわかってもらえるような気がする一冊です。最近のポジティブであろう！、みたいな事の書かれている本より、本書の言葉のほうが、とても心に響きます。

「親から子へ」と題されているけど、「子から親へ」今までの全てに、名前をつけてくれたことにまで、感謝したい気持ちになる１冊です。

言葉って、詩って、とても美しいものなんだなと、素直に思いました。
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<title>寺山修司詩集 (ハルキ文庫)</title>
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<description>時には母のない子のように・だまって海を・見つめていたい時には母のない子のように・ひとりで旅に・でてみたい（本詩集「故郷の母のことを思い出したら」より）この詩は私の好きな詩の一つです。この短い詩の中か...</description>
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時には母のない子のように・だまって海を・見つめていたい時には母のない子のように・ひとりで旅に・でてみたい（本詩集「故郷の母のことを思い出したら」より）この詩は私の好きな詩の一つです。この短い詩の中からでも十分寺山修司の世界を感じ取る事ができると思います。この詩を読んで興味を持たれた方は是非他の詩も読んでみてください。きっとまた新たな寺山修司の世界が見えてくるはずです。素朴な表現が一定の柔らかさを与えていて、優しげな印象です。｢ぼくは猫する｣などかわいらしささえ感じますが、どれも孤独が見え隠れ。表現の素朴さゆえにその淋しさがいっそう浮き上がっています。中でも｢幸福が遠すぎたら｣は非常に洗練された詩です。詩における寺山修司の才能を見てみたいという人は、ぜひ。
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<title>贈るうた</title>
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<title>寺山修司の俳句入門 (光文社文庫)</title>
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<description>解説によると寺山修司全集は出版社が二の足を踏んで頓挫したとか。それは多数のジャンルにわたって広汎な活躍をした著者だけにターゲットを絞りきれないという理由だとか。確か生前、寺山は職業は何と問われて、自...</description>
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解説によると寺山修司全集は出版社が二の足を踏んで頓挫したとか。それは多数のジャンルにわたって広汎な活躍をした著者だけにターゲットを絞りきれないという理由だとか。確か生前、寺山は職業は何と問われて、自分の職業は寺山修司だと答えていたと記憶した。自分自身も家族も虚構として提出し恥じることがなかった寺山だが、ただひとつ名前だけは本名で貫いた。何故だろう。寺山の創作活動は俳句から始まったわけだが、俳号という人工的な呼び名で呼び交わすのが習いの社会にあって寺山は寺山修司のままなのだ。他の作家が自己の内面を正直に見つめて発句していたのと対照的に当時から自分の虚構化に余念がなかった寺山は逆説的に呼び名だけは本名のままでいなければならなかったのだろう。ここに三島由紀夫と寺山修司との大きな違いがあるのだが、ここではそれについてあまり触れることはするまい。俳句のもうひとつの特徴は結社という独特な集団を作ること。そこは主宰者の独断場であり発句の模範となって入会者の指導に当たるというわけだ。当然、優れた作品というのは主宰者好みの作品ということになる。寺山は社に入ることも自分で結成することもなく、逆に終始批判的な態度をとっていた。結社よりも同人を集めることに熱心であった。上下関係ではなく平行な関係としての組織が理想ということだが、そうした寺山が演劇を思考し天井桟敷という集団を築いていく。そこでの寺山は独裁者であったとする証言もある。寺山自身は、天井桟敷を集団ではなく「事件」だったと喝破している。さて本書は、寺山の創作の原点である俳句を取り上げて俳句に関する寺山の文章を網羅するという画期的な試みを実現したもので、ティーンエイジャーのちょっと気取った寺山君の発言から晩年の完成された寺山調までその文体の変遷、あるいは変化の無さを確認できるところが、実にユニークだ。俳句がどうのこうのというよりも寺山の全体像を俳句というレンズで見通すという試みだといってよい。
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<item rdf:about="http://bb-book032.book-company.net/detail/17/400311311X.html">
<title>草野心平詩集 (岩波文庫)</title>
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<description>明るく朗らかで、読む者に率直な力を与える詩集である。
詩論や詩人論の小難しい衒学や屁理屈抜きに、
そのまま読んで楽しめる詩集は貴重だと思う。

『第百階級』は全編読めるが、非常に良い。
願わくは『定...</description>
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<![CDATA[
明るく朗らかで、読む者に率直な力を与える詩集である。
詩論や詩人論の小難しい衒学や屁理屈抜きに、
そのまま読んで楽しめる詩集は貴重だと思う。

『第百階級』は全編読めるが、非常に良い。
願わくは『定本 蛙』も全編入れて欲しかったが、
「ごびらっふの独白」は入っているので良しとしよう。

滅多に死ぬか虎のふんどし
俺のガイストでこいつの体を爆破するのだ
けっとばされろ冬
コーラス！コーラス！コーラス！
DOTSUGEKI！

ああ、たまりません。草野心平の作品が、初期の「第百階級」から
80歳を過ぎた晩年のものまで収録されています。
全編にわたってみなぎっているのは生命の力強さと儚さだと思います。
型にはまらない奔放なエネルギー、ユニークさと同時に
生きることの悲しさも感じられて、笑いながら泣いてしまうような、そんな感じです。
草野心平の詩は自由で大胆で、可愛らしくて切ない。
この詩人の詩を読んだあとは、生きていることそのものがいとしく感じられてきます。
また、草野心平は老年を迎えてからも旺盛に作品を書き続けており、
この本でそれらの作品が読めるのもうれしい。
はじまりの「第百階級」から変わった部分、また変わらない部分など
興味深いし、晩年を迎えてからの詩には、
若い時期の作品とはまた別の贅沢な味わいがあるように思います。
草野心平というと、小学校の国語の教科書にも載っている詩人ですが
それだけ言葉が楽しく、また読みやすいということなのだと思います。
楽しく平易な言葉を使い魅力的な詩を生み出した、そういう面でも
本当にすごい詩人だと思います。 草野心平については このところ日記が出版されていて小生も配本を楽しみにしつつ 読んでいる次第である。そのレビューも 拙いながら書いたので 是非参照頂ければと思う。 ところで 詩人を語るなら その日記も良いが やはり作品である。 一読呆然といったところか？草野の詩は 宇宙的であるとよく言われているようであるが なんというか 「容積」自体が既に無いかのような自由奔放な作風である。その突き抜けた「眼」は とてつもない大きなものや遠くのものを「射る」一大望遠鏡である一方、 原子を見出すような 顕微鏡も兼ね備えている有様で もはや 普通の我々はめまいがするばかりである。 こんな作風の詩人が実は体重が４７ｋｇ程度のやせっぽちで 病弱で やたらと忙しくて そうして 何よりタフな創作魂を持つ方であった ということは 日記を読めばよく分かります。詩集の後に是非どうぞ。草野心平にはどうしてもつきまとうイメージがある。「国語の教科書に載っている蛙の詩」だ。中学校に入学したての頃、授業で朗読させられた記憶を持っている人も少なくなかろう。あの妙な擬音語である。あれがトラウマとなって詩を読めなくなった．．．なんて話はついぞ聞かないが、読ませられたという苦い思い出は残っているのでは。そういう人に勧めたいのが本書だ。もちろん、蛙の詩も載っている。特に有名な「秋の夜の会話」を冒頭に置いた『第百階級』は全部収録されている。「やっぱり蛙か！」と思わずに読んでみて欲しい。「草野心平はアヴァンギャルドだったのか！」くらいは思うかもしれない。ぶっ飛び具合が半端ではない。これが蛙の詩で発揮されるとどこかユーモラスなのだが、より宇宙的なテーマになるともう、圧倒的だ。「ごめんなさい」とひれ伏すのみ。他の詩人とは見えている地平が違う。悲しみが汚れたなどとチマチマしたりしないのだ。ゴツゴツした剥き出しの生命感が心平の身上である。富士山と真正面から対決した連作『富士』もこの詩人でなければ書き得ない作品だ。普通の詩人ならまず富士山に負けてしまうだろうし、そもそも挑みかかるという発想がない。富士山の詩・・・あまりにベタになりそうではないか。そうはならないところがこの詩人の偉大さだ。生活の詩にしても、心平自身はかなり貧困に苦しんだのだが、じめじめしたところがない。どこか吹っ切れているところがあり、日本的私小説的世界とは無縁である。またシルクロードの詩も収録されている。蛙、富士、シルクロード、生活雑記と振幅の大きさも桁違いだ。草野心平は、高村光太郎と並び、日本近代詩の巨人というにふさわしい。
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<title>漢詩百首―日本語を豊かに (中公新書)</title>
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<description>名著です。解説も名文。何度読み返しても得るところがあります。漢文の調べのなんと気分の良いことか。声を出して読んでいます。 中国人60人、日本人40人の漢詩を100首集めて、しかも、全文ではなく、サワ...</description>
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名著です。解説も名文。何度読み返しても得るところがあります。漢文の調べのなんと気分の良いことか。声を出して読んでいます。 中国人60人、日本人40人の漢詩を100首集めて、しかも、全文ではなく、サワリといいますか、一番、調子のイイところを紹介した、東洋の歴史2500年で生まれたベストヒット・メドレーみたいな本。選者である詩人の高橋睦郎さんは、『敗戦の折、日本人一般の脳裏に浮かんだのは、人麻呂の和歌でも芭蕉の発句でもなく、杜甫の漢詩の一行、「国破れて山河在り」ではなかったろうか』とまえがきで書いていますが、漢詩はの日本語に対する影響というものは本当に大きいものだと思いますし、副題の『日本語を豊かに』というのが、意図を語っています。

 楽しいのは、日本人の詩人はともかく、中国の詩人のチョイスには相当、心が砕れているところ。なにせ、一番最初が孔子。「逝く者は斯夫の如きか、昼夜を舎かず」（『論語』子罕）が収められているんですから。そういえば詩ですよね。この響き、調べは。次も荘子の胡蝶の夢ですし、ようやく陶淵明が来るのは11人目。もちろん、『和漢朗詠集』の伝統は生きていて杜甫と李白は一篇ずつ。まあ、一人一篇ということで白楽天もひとつにはなっていますが（『和漢朗詠集』では135篇！）。中国人のラストは毛沢東の「七律 答友人」(1961)の一節。「九巍山上、白雲飛び、帝子 風に乗って翠微に下る。班竹一枝 千滴の名涙、紅霞万朶、百重の衣」。確かに、こんなのを読むと、毛沢東といのは皇帝の気分だったんだろうな、と思います。 著者の高橋睦郎は非定型詩、俳句、短歌、さらに舞台芸術の脚本執筆と
同世代の寺山修司にも劣らない多彩な活躍を誇る詩人であるが、
近年では日本古典を国文学的堅苦しさに捉われない自由奔放な視点から
再評価する試みを続けており、本書はその最新の成果というべきものである。
日本古典教育が無味乾燥な文法に終始しているのと同様、漢文教育も
返り点などのテクニックな観点に捉われすぎているのを嘲笑うかのように
孔子から毛沢東（！）に至るまでの中国の漢詩はもちろんのこと、
（中村真一郎の著作などを除けば）一般的には殆ど知られていない
日本の漢詩も菅原道真、一休禅師、頼山陽、正岡子規とビッグネームが
紹介されており、「文学好き」の漢詩入門には最適である。
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<item rdf:about="http://bb-book032.book-company.net/detail/19/4758430322.html">
<title>長田弘詩集 (ハルキ文庫)</title>
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<description>朝日新聞に連載をしたこともある現代の詩人長田弘の詩を味わえる文庫本。必読「あのときかもしれない」や料理・食をモチーフにした大切な言葉を含む長田氏の詩は、挑発とも癒しとも違う、人生のエキスのようなもの...</description>
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朝日新聞に連載をしたこともある現代の詩人長田弘の詩を味わえる文庫本。必読「あのときかもしれない」や料理・食をモチーフにした大切な言葉を含む長田氏の詩は、挑発とも癒しとも違う、人生のエキスのようなものです。
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<item rdf:about="http://bb-book032.book-company.net/detail/20/4894564165.html">
<title>谷川俊太郎詩集 (ハルキ文庫)</title>
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<description>若いころの２０億光年の孤独をどうしてつらぬけなかったのか、永く生き過ぎたというわけか。壮年以降の俗化路線どうしても納得行かない。詩のフィールドを広げたと詩批評家は媚を売るが、詩を破壊しているようにし...</description>
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若いころの２０億光年の孤独をどうしてつらぬけなかったのか、永く生き過ぎたというわけか。壮年以降の俗化路線どうしても納得行かない。詩のフィールドを広げたと詩批評家は媚を売るが、詩を破壊しているようにしか思われない。いわゆる「ばなな現象」「サラダ記念日」の下準備を下に過ぎない。こんな虚像をも壊せない現代詩などたいしたことはない。中原中也、萩原朔太郎、室生犀星で現代史は終わったのだ。−−誰か一人でも多く日夏耿之介詩集を詠んでくれないか。中島みゆきさんの誕生日に書いています。 2005年、中島みゆきさんはシンガーソングライターとして30周年となります。そして、この人の『言葉を伝える』とゆう原点は、谷川俊太郎さんの詩が大きく係わっているそうです。谷川さんの詩に曲を付けなさい。と、デビューのテストで課題として出されました。しかし、あまりにも素晴らしい詩に、みゆきさんは、デビューをいったん白紙に。地元に戻り１から考え直したそうです。そこまで大切にした『言葉』が、この本には書かれているんです。詩集って、評価がつけにくいものですね。詩の一つ一つに世界があって、色があって、それの集合体ですから。ただきっと、この詩集の中に読む人それぞれの心に響く一作があるはずです。それを探してみるのが詩集を読む醍醐味かもしれません。 個人的には「さようなら」という詩がお気に入りです。朗読しながら泣いてしまうこともあります。自分の生き方に重なるんですよね。あとがきのエッセイは、中島みゆき（歌手）が書いています。おもしろいですよ！ 大学の卒論を谷川俊太郎で書いて、好きすぎてうまく書けなかったそうです。
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